固定価格買取制度(FIT)について 再エネ賦課金は何故支払うの?
2021/05/10
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先日、電気料金に再エネ賦課金(再生可能エネルギー発電促進賦課金)が含まれているという話を書きましたが、そもそも再エネ賦課金を何故支払うのか?といった事についてみていきたいと思います。
2012年7月に再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT:Feed-in Tariff)が導入されました。これは再生可能エネルギーで発電した電気を電力会社が一定期間、同じ価格で買い取ることを、国が約束する制度です。
再生可能エネルギーの普及を目的として開始されました。
この買取にかかった費用を賄う為のものとして、国民の電気料金に上乗せしているものが再エネ賦課金になります。
再生可能エネルギーの買取制度としはその前身といえる制度に2009年11月1日から始まった「太陽光発電の余剰電力買取制度」があり、2010年4月~「太陽光発電促進付加金」として買取費用を電気使用者が負担していました。
「太陽光発電の余剰電力買取制度」はFIT制度に移行しています。
2019年11月前後に騒がれていた卒FITとは、「太陽光発電の余剰電力買取制度」の買取期間が満期を迎え始めて固定価格での買取がなされなくなるため、その後の太陽光発電をどのように活用していくか、といったものでした。
再エネの買取価格単価は発電方式・発電規模・年代等により変わってきます。
再エネ賦課金の単価は一年毎に見直されます。5月~翌年の4月まで同額になります。
次回からはー電気が家庭に届くまで-”発電”・”送配電”・”小売”の流れについてみていきたいと思います。