電気が家庭に届くまで 「発電」「送配電」「小売」について②
東京の奥多摩町にある白丸湖がエメラルドグリーンでキレイ~という情報を得て、先日行って参りました。
こちらは白丸調整池ダムで多摩川をせき止めてできた人工湖でした。白丸調整池ダムには併設された白丸発電所がありました。
白丸調整池ダムのゲートから放流した水で水車を回し、それに直結した発電機を回して電気を起こすというわけです。いわゆる水力発電ですね。
ということで(若干無理やりですが)、今回は発電の種類について探っていきたいと思います。
日本の発電所の歴史としては、火力発電所・水力発電所がほぼ同時期から運転をはじめ、その後、原子力発電所、そして近年は再生エネルギーとして、太陽光発電・地熱発電・風力発電・バイオマス発電などが注目されてきていますね。
では、それぞれどのように電気を作っているのでしょうか。
発電方式の違いを発電機をどのように動かしているか、といった観点で見ていきたいと思います。
太陽光発電以外は動力に発電機が付いていてそれによって電気が作られています。
①蒸気でタービンを回し、直結した発電機で電気を起こす
⇒・原子力発電所:原子力により水を沸かして蒸気にする
・火力発電所 :石油・石炭により水を沸かして蒸気にする
・地熱発電所 :地下から蒸気を汲み上げる
・バイオマス発電:バイオマスにより水を沸かして蒸気にする
②ガスでタービンを回し、直結した発電機で電気を起こす
⇒・火力発電所(天然ガス)
・バイオマス発電所(バイオガス)
③水車を回し、直結した発電機で電気を起こす
⇒・水力発電所
④風車を回し、直結した発電機で電気を起こす
⇒・風力発電所
⑤ディーゼル機関に直結した発電機で電気を起こす
⇒・火力発電所(燃料が石油)
・バイオマス発電所(燃料がバイオマス)
⑥太陽光発電
2種類の半導体をつなぎ合わせ、そこに光が当たる事により電流(直流)が生じる。それを交流に変換して使用する。
とってもざっくりでしたが、主な発電の仕組みでした。
どの発電も何等かのエネルギーを色々な手段を講じて
電気エネルギーに変換しているという事ですね。
次回からは1つ1つをもう少し細かく見ていきたいと思います。